経済学者・宇沢弘文の「社会的共通資本」

本日・木曜日の夜の番組、クローズアップ現代で「人間のための経済学 宇沢弘文 格差・貧困への処方箋」を興味深く拝聴した。
下記のサイトの番組の解説によると、
「先月、86歳で亡くなった経済学者・宇沢弘文さん。ノーベル経済学賞の候補とも目された国際的な経済学者だが、「経済学だけでは人間は幸せにならない」と効率優先の現代社会を批判、シカゴ大時代には新自由主義フリードマンらと論戦を繰り広げた。帰国後は、環境や教育など経済原則だけで計れない「社会的共通資本」の概念を提唱、公害問題や教育問題など幅広い分野に大きな足跡を残した。」
私の専門であるプロダクトデザインで、はたして、「社会的共通資本」を生み出してきたのであろうか、、と問い直してしまった。企業時代にデザインしたものは、すべて、大衆消費社会で商品として消えて行った。人々を豊かにする「資本」として残ったものはというと残念ながら記憶にない。
プロダクトデザインの考え方の中に「社会的共通資本」という概念がなかったためであろう。今後のデザイナーには、この概念が求められるであろう。

●番組のサイト→ http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3574.html

●世界的経済学者・宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った「新自由主義」・・・追悼文(九月に逝去)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153687/1

http://biz-journal.jp/2014/10/post_6214.html