2010-01-01から1年間の記事一覧
酒井院生の修士論文の一部を、アンケート調査に協力した中村ゼミ生と指導教官(筆者)の二人で、第6回日本感性工学会春季大会で発表します。その題目は「操作リモコンの視覚的使いやすさ感の調査分析」と「インタフェース階層視点からの視覚的使いやすさ感の…
本学科の学生や企業の方々にアンケート調査をお願いして、その結果をまとめた本タイトルを、ゼミ生の山下千成美さんが第6回日本感性工学会春季大会でポスター発表をします。その内容は、近年、話題を集めているアップル社のiPhoneやiPadさらにNTTドコモのGAL…
院生の岸本君の修士論文の一部ですが、本タイトルの内容を第6回日本感性工学会春季大会でポスター発表をします。彼の前半の研究成果は、共著「PowerPointによるインタフェースデザイン開発」(工業調査会、2009)で詳しく説明されていますが、その成果である…
過日、紹介したゼミ3年生の濱松君が、どのような直交配列でも利用できるようにした、つまり、汎用的な最尤法のコンジョイント分析手法を完成させました。そこで、来年3月上旬に九州大学で開催予定の第6回日本感性工学会春季大会で、そのソフトのデモが可能…
先週土曜日12/11に、近畿大学の加島先生の研究室をゼミ生と訪問した際に、直感的に制作できるホームページ制作ソフト(BiND4、日本人が開発)を紹介してもらいました。ウェブ制作の専門知識が無くても、誰でもプ口顔負けのデザインや機能を備えたウェブサイ…
本学科の石原先生から、次のような制作法を教えてもらいました。ゼミ生がObjective-Cでの制作に苦戦しているので、この方法も検討しようと考えています。 「Appleが推奨しているのは,WebApplicationをパック化して,アプリケーションにすること.HTML5 + CS…
「直感的な操作とは?」となると、多くの皆さんがすぐに連想するのが、有名な実世界指向インターフェース(詳しくはサイトで検索してください)です。研究仲間のiPhoneヘビーユーザーの木村仁さんに聞いた本テーマの所感も実世界指向IFの内容でした。有名な…
ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ特性にある「学習しやすさ」と「記憶しやすさ」に関係する分類と、「分かり易い文字」内容、さらに「操作ナビ」の4つに大別されました。「学習しやすさ」はアイコンなどを例に挙げられ、「記憶しやすさ」は音楽再生など…
今年の9月に廃業になった工業調査会から刊行されていた「魅力的なインタフェースをデザインする」と「PowerPointによるインタフェースデザイン開発」の2冊を「著者提供」という書店名でアマソンのサイトにアップしました。なお、管財人の弁護士事務所から…
デザイン事務所のホロンクリエイト社と共同研究しているインターネットのアンケート調査サイトで、iPhoneのインタフェースについて調査を開始しました。まずは、ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ特性の5つの項目について、iPhoneユーザーに質問していま…
iPhoneのIF研究の一環として、直感的なインターフェース(IF)について研究を始めています。つまり、直感的IFの考え方からiPhoneのIFを分析しようという立場です。IFデザインの講義で、学生から、それについて、2名の学生から次のような回答をもらっていま…
ゼミ生と一緒にはじめたPHP(Hypertext Preprocessor)についての所感(久しぶりの新言語学習)を述べます。まず、PHPは1995年にRasmus Lerdorf氏が「Personal Home Page Tools」という名前で開発しました。この名称から分かるように一般的なホームページ言…
本日の午前に、近大の加島先生が来校して、ゼミ3年生にPHPのインストールと簡単な概説、そして、最近購入したMacBook_ProにiPhoneのSDK、つまり、開発ソフトをインストールしてもらいました。PHPの制作体験記は山下さんに、そして、iアプリの制作体験記は中…
今週の火曜日(11/2)に新横浜にある(株)ホロンクリエイトの会議室で、IF研究会を開催しました。今回はiPhoneのヘビーユーザーの木村君を迎えて、iPhoneおよびiPadのインタフェースデザインについて、まず、佐伯の二重接面理論をもとに討議しました。それ…
修論指導している院生の酒井君(玄関での写真中央)が、先週一週間、企業実習を行っていたアイ・キューブを表敬訪問しました。アイ・キューブは、企業時代の後輩の小田氏(写真右)が取締役で経営している消費者調査会社(兵庫県・芦屋)で、企画コンサルテ…
10/22-23に、関西大学・飛鳥文化研究所(写真右)で開催のワークショップに発表参加しました。久しぶりに参加しましたので、著名な塚本先生や今岡先生の懐かしい先生方と久しぶりにお会いし、初日の懇親会で夜遅くまで談話しました。なお、区間分析を用いた…
ゼミ3年・濱松君の卒研に向けての研究として、どのような直交表でも対応できる最尤法を用いたコンジョイント分析のエクセルソフトを制作しています。最尤法は最小二乗法と違って解が安定しているので、調査会社が使用している高価なソフトの主流です。最尤…
10月から講義が始まりましたが、最近は、従来の座学や実習だけではなく、PBL(Project-Based Learning)呼ばれる「課題解決型学習」が推奨されるようになって来ました。その典型が、マスコミで有名な「鳥人間コンテスト」や「ロボコン」、「ソーラーカー…
本日、拙著のラフ集合の読者である近畿大学工学部の加島智子先生が来校し情報交換をしました。まず加島先生の研究紹介を拝聴し、当方からは酒井院生による区間分析を用いた研究報告などを行いました。彼女の料理推薦システムは興味深く、私も前からラフ集合…
最近、皆さんも同様と思いますが、アマゾンで本を購入する機会が増えてきました。その中で読者レビューがあります。当初は、拙著のレビューに興味を持っていたのですが、中には、なかなか的を付いたコメントがあり感心していました。最近では、この経験から…
一昨日、会社時代に課の執務担当として活躍して頂いた友人の霊前に最後のお別れをしてきました。年初に一昨年癌で40歳代で逝去したと娘さんから喪中の手紙が届きました。私の両親も早く癌で亡くなくなり、特に母親は同じような年でした。そのため、日ごろ癌…
9/24に、久しぶりに筑波大学大学院で特別講義(基礎論2、山中教授からの依頼)をしてきました。企業時代に数年非常勤講師で伺っていましたが、2004年から新しい研究棟(写真参考)になったので道に迷ってしまいました。講義の前半、デザインと感性の視点か…
最近、学会でも現場、マスメディアでも頻繁に聞かれる用語として「経験価値」があります。この経験価値とは、製品やサービスそのものの持つ物質的・金銭的な価値ではなく、その利用経験を通じて得られる効果や感動、満足感といった心理的・感覚的な価値のこ…
無意識の話になったので、「第1感」(マルコム・グラッドウェル著)で述べている「適応性無意識」の考え方を紹介します。本では「少しの情報だけで本質をつかむ力」「理由は分からないが、そうなることを感じる力」などと沢山書かれていますが、要約すると…
デザインや感性を研究していると、数年前からインサイトという言葉がマーケティング分野から聞こえてきています。最近ではそれに関して多くの本が刊行されていますが、今、入門書の「図解、インサイトマーケティング」(大松、宇佐美、波田著、2006)を出張…
昨日、携帯電話の着メロの音源チップを供給している企業のメンバーから、その感性評価の相談があり、東京の支社を訪問しました。因子分析によるSD法を用いていましたが、それでは時系列分析や設計にも使える知識にもならないので、SDスケールをもとにした組…
今後のインタフェースのマッシュアップ化は、ソフト開発費の効率化の視点から推進されると予測されています。例えば、アンドロイドの携帯端末で、グーグルマップと端末内蔵のGPS機能に加えて、飲食店情報の3種類をマッシュアップすると、外出先の端末の画面…
第26回ファジィシステムシンポジウム(FSS2010)が、9/13-15間、広島大学で開催されました。その実行委員として、大会HPや会場のサイン計画を学生らと担当しました。今回は、デザインが参画したので、賑やかな雰囲気になり成功裏に本日終わりました。当方と…
9月11日(土)に東京工業大学で開催されたの日本感性工学会大会で、拙著「ラフ集合の感性工学への応用」(海文堂出版、2009)が出版賞を受賞しました。今回で4回目の受賞ですが、何回受賞しても嬉しい限りです。今回の大会では本件だけの受賞で大変光栄に感じ…
昨日の金曜日に、東京スカイツリー見学(午前)と二科展(午後)に行ってきました。その往復の道すがら電車の中で、石村貞夫他「入門はじめての統計的推定と最尤法」(東京図書、2010年)をほぼ読みました。具体的な例題が多いので、大変読み易すい本でした…