デザイナー Steve Jobs (1955-2011)

日経新聞のサイトに「デザイナー・ジョブズ”の魂に触れた日本人」という記事があった。その中で、デザイナーとしてのジョブズ氏を、彼が採用した日本人デザイナーを通じて、紹介しているので引用する。
●サンフランシスコ発祥のファッションブランド「エスプリ」のアートディレクターとなった日本人のインテリアデザイナー八木保氏に、電話でジョブズ氏が「やあ、スティーブだ。エスプリの本にあるようなショップを作りたいと思っている。プロジェクトのディレクションをしてくれないか」と依頼したのが10年前、すべてのアップルストアの基礎となった1号店の内装をジョブズ氏とともに八木保氏が担当した。彼の依頼から、八木氏は古くからの知人で、日本人で初めてニューヨーク近代美術館のインテリアデザインを手がけるなどの実績があった植木莞爾氏を紹介して、メンバーになった。その記事の内容は、下端のサイトを参照願いたい。なお、気になった文章を下記に抜粋した。
■世界最高の精鋭部隊といわれるわずか十数人のアップルのプロダクトデザインチーム。そこでただ1人の日本人である西堀晋氏(元松下電器プロダクトデザイナー)のブログ-->「言葉にならない。脱力感に覆われ、あの知らせを受け取ってから何もする気になれなかった。ただただ溢(あふ)れ出る涙と彼の笑顔と渋い表情が交互に脳裏に浮かび上がって来た。でも今日という日が終わる前に、この感情をなんとか文字にして残したいという思いが今の私を動かしているんだと思う。スティーブと共に働くことができたこの9年間への思いに……」(2011.10.10)
ジョブズ氏は新生アップルの決意表明のキーワードである"Think Different"-->「クレイジーな人たちがいる。(中略)彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。彼らの言葉に心をうたれる人がいる。反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。しかし彼らを無視することは誰もできない。なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。彼らはクレイジーと言われるが、私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから。シンク・ディファレント」
記事のサイト:http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE1E7E7E0E6E2E3E2E3E0E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6