携帯電話の第4世代移動通信へ向けて

最近のコマーシャルでご存知と思いますが、NTTドコモが、LTE(Long Term Evolution)サービスの「Xi」(クロッシィ)を大々的に宣伝しています。LTEは当初、ドコモがSuper3Gの名称で提唱したものです。これは将来の第4世代移動通信、4Gをスムーズに導入できるように、先ず3Gを大きく発展させようというコンセプトとして提唱されました。2004年の国際的組織のITUで、日本が提案して国際標準化が進められています。52カ国が承認していますので、SIMが解除になれば、現在持っている携帯電話は世界中で使えるようになります。もちろん、国内の3社の通信会社間でも自由です。
また、この方式は、現在の50倍近くの高速通信ですので、現在の光ファイバー並みに携帯電話の画面を見ることができます。凄いですね。7月に購入したスマートフォンを来年にすれば良かったと後悔しています。スマートフォンの反応が遅いという評判が解消されそうです。
10年以上前に、企業時代、FORMAのW-CDMAの開発を担当したときに、第4世代移動通信の活用法を提案したことがありました。それが、もう、現実になるかと思うと感無量です。第3世代のW-CDMA方式は、ドコモが頑張って国際標準化を目指しましたが、当時、まだ日本の経済力が強かったせいで(?)実現しませんでした。中途半端になった3Gの時代が終わるのは嬉しい限りです。やはり、スマートフォンの隆盛が4Gの時代を後押ししたのだと思います。
ところで、10/16に、近くの世羅高原に濱松学生らとダリアの花を鑑賞に行きました。その写真を添付します。ついでに、その近くの府中市の上下町の白壁祭りも見学しました。昔の町並みが残っています。