終戦記念日に思うこと

本日は、終戦記念日。例年のように、戦争の悲惨な話を戦争経験者にインタビュー内容や講演が多く放送されている。それを受けて、戦争を知らない世代が戦争は戦争を起こしませんと宣言する風景も見られる。
それ自体は、悲惨な戦争体験を次の世代に伝えるという意味では、とても良いことである。個人的には、この戦争反対を連呼するだけの報道に少し不思議な感じをもちます。
戦争反対をお経のように唱えるだけで、本当に平和が続くのでしょうか。論理的には、戦争はどうして起こって、それをどのように防ぐかを、きちんと説明しないといけないのではないかと思う。戦争を知らない世代は、戦争がいけないなんで、世界中の全ての人達が思っていることを知っている。
そのような単調な感情的な報道を繰り返すマスコミが危険ではないかと感じるのは私だけであろうか。戦争を推進する大きな要因として、マスコミがあるのは、前回の戦争で証明済みである。特に、朝日新聞は、威勢のいい記事を書くと新聞の部数が増えるということから、「一億玉砕」というようなスローガンで戦争をあおった。日露戦争で勝利した時も、ロシアから得られる領土などの戦利品が少ないと新聞はあおった。
つまり、戦争を起こす大きな要因にマスメディアがあることを示している。また、前回の大戦が起きたのは、欧米諸国からの経済封鎖によって起きたとこは広く知られているが、なぜ、経済封鎖をされたのかを考える必要がある。
明治の時代に、日英同盟が結ばれ、第一次大戦では戦勝国になった。世界の政治経済はアングロサクソンが握っているので、彼らに反抗したために、経済封鎖をされてしまった。
日本が戦争に巻き込まれる危険性はあるが、アングロサクソンと同盟関係を結んだ方が、よさそうである。何故かは政治経済に専門家に任せるが、大きな同盟関係を確立することが戦争を起こさない方法の一つである。例えば、日米だけでなく、東南アジアの国々と同盟関係を結ぶことが戦争防止策になるのであろう。その軍事同盟となると、どうしても普通の集団的自衛権が必要になる。
あまり論理的な記述にならなかったが、もう少し、戦争はどうして起こるか、それを防止するためにはどのような方法があるかを、メディアもきちんと論じる必要があると考える。