諸文明没落の歴史から学ぶ4つの教訓

サイトの記事で、過去6千年間における21の文明について、栄枯盛衰の歴史のドラマを比較研究した結果、過去の没落した文明のすべては、次の4つの教訓を導きだせるという。
文明や国家だけでなく、組織論としても共通するものがある。その4つの教訓を次に示す。

                                                    • -

(1:利己欲) 国民が狭い利己的な欲の追求に没頭して、自らのエゴを自制することを忘れるとき、経済社会は自壊していく以外にない。
  例えば、2年前、東京で死後3年たち、ミイラ化した死体が家庭から見つかる事件が相次いだ。家族は「お金がかかるから弔いはしない。年金がもらえなくなるから死亡届を出さなかった」と答えたと言う。

                                                    • -

(2:大衆迎合) 国際的にせよ、国内的にせよ、国民が自らのことは自らの力で解決するという自立の精神と気概を失うとき、その国家社会は滅亡するほかない。
  例えば、エリートが精神の貴族主義を失って大衆迎合主義に走るとき、その国は滅ぶということである。鳩山、菅、野田と続いた民主党政権はこのとおりであった。

                                                    • -

(3:ゆとり教育) 年上の世代はいたずらに年下の世代にこびへつらってはならない。
  若い世代は、古い世代との厳しいたたかいと切磋琢磨のなかに初めて成長していくものである。鍛えてやることを忘れるとき、若者はひ弱な精神的「もやしっ子」になるほかない。

                                                      • -

(4:欲望の肥大化) 人間の幸福や不幸というものが、決して賃金の額や、年金の多少や、物質の豊富さなどによって計れるものではない。
  極当たり前のことである。欲望は際限なく広がり、とどまる所を知らないものである。欲望の肥大化のサイクルから解放されて自由にならない限り、人間は常に不平不満の塊りとなり、欲求不満にさいなまされ続け、心の安らぎを得ることはないであろう。

                                                      • -

●引用サイト
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140927/wlf14092707000004-n1.htm