課題解決型学習(PBL)

10月から講義が始まりましたが、最近は、従来の座学や実習だけではなく、PBL(Project-Based Learning)呼ばれる「課題解決型学習」が推奨されるようになって来ました。その典型が、マスコミで有名な「鳥人間コンテスト」や「ロボコン」、「ソーラーカーレース」などでしょう。そこまで行かなくても、企業からテーマをもらって教育に生かすという範囲の方法も含まれると考えます。この背景として、学問の発展と複雑化・細分化の結果、大学教育は知識や技術の伝授よりも、個々の学生に適した方法論の習得と確立を重視するようになってきています。PBLでは具体的な課題を設定するため、課題解決という目標に向かって学生は意欲的に取り組むことができ、その過程で自分の方法論を獲得することができるからです。後期の3年次実習で、ダンボールメーカーから課題をもらい商品提案する予定ですが、これもPBLの一環と考えています。