最尤法を用いたコンジョイント分析の制作

ゼミ3年・濱松君の卒研に向けての研究として、どのような直交表でも対応できる最尤法を用いたコンジョイント分析のエクセルソフトを制作しています。最尤法は最小二乗法と違って解が安定しているので、調査会社が使用している高価なソフトの主流です。最尤法をエクセルのソルバー機能で解けることが分かって、長崎大学の山中先生の指導を受け、直交表「L4(2^3)」のものを制作し、近著「エクセルによる調査分析入門」に載せました。でも研究に用いるには汎用的なものが必要と思い、ゼミ生の研究テーマにした次第です。ほぼ完成できそうになりましたので、その手法を用いて卒研テーマ設定する予定です。院生の実習にも活用予定です。
なお、詳しくは分かりませんが、同類のものが早大の栗山浩一先生のエクセルによるフリーウェアがあるとネット上にありました。これは我々の制作しているものと同じ選択型コンジョイントで条件付ロジットによる推定手法を採用しています。同様に解はソルバー機能で求めています。