直感的なインタフェースデザインの一考察

本学科の学生や企業の方々にアンケート調査をお願いして、その結果をまとめた本タイトルを、ゼミ生の山下千成美さんが第6回日本感性工学会春季大会でポスター発表をします。その内容は、近年、話題を集めているアップル社のiPhoneiPadさらにNTTドコモのGALAXYなどの登場で、直感的に分かり易いインタフェースデザインが注目を浴びています。従来、直感的な操作としては暦本氏や増井氏らの実世界指向インタフェース研究が有名です。これは技術指向の直感的インタフェース(IF)と呼ぶべき未来的な研究です。他方、私たちの考えるIFデザイン設計論という立場からの直感的IFデザイン研究は実践的な設計論を目指しています。しかし、これまで本件に関する研究は見られていません。そこで本研究では、その布石として、iPhoneを事例に、ノーマンや佐伯の認知モデルやヤコブ・ニールセンのユーザビリティ特性に関するアンケート調査を通じて考察した結果を発表します。