感性研究者の卵の来校

呉宮原高校の藤井知奈美(写真右側)さんが来校しました。本ブログのコメントに「感性工学と人間工学の違いを教えてください」(2月)と投稿がありました。その相違を解説した後に、今月、信州大学の感性工学学科に合格したと朗報メールがありました。近くの高校でしたので、その関係から来校し、いろいろと感性工学についてお話をしました。感性工学に興味を持ったので、ネットで調べて、拙著の「デザインと感性」(海文堂出版)を購入し、そして、このブログに投稿した熱心な高校生です。感性の研究者の卵というべき学生の来校で、楽しくお話ができました。少し講義的な話にもなりましたが、本学科の実験室に展示してある企業と共同研究の事例も紹介しました。訪問の土産に拙著「魅力的なデザインをする」と、2点のゼミ生(木下・島本各位)の投稿論文別刷りも手渡しました。大学生になったら、近況をメールしてくださいとお願いして藤井さんは帰宅しました。
なお、たまたま手元に感性工学提唱者の長町三生先生の本がなかったので、藤井さんには紹介できませんでしたが、これから感性工学を学ぼうという若い人には、まずは、長町著「感性工学」(感性をデザインに活かすテクノロジー)または「感性工学のおはなし」を推奨します。前者は感性工学を世に知らしめた有名な本です。後者はその本の改訂版と言うべき本です。