中国高速鉄道事故の死者35人の疑惑

中国関係の新聞サイト(大紀元:http://www.epochtimes.jp/jp/2011/07/html/d31775.html)に、今回の中国の高速鉄道事故の死者35人についての疑惑記事が載っている。多くのブログでも飛び交っているので、ご存知の方も多いかと思う。つまり、「脱線・落下した6つの車両は満員時には600人乗れる。新華社の数字に基づいて計算すると、600−211(負傷者数)ー35(死亡者数)=354人。この354人はどこに消えたのか?なぜ慌てて埋めたのか?」という疑惑である。
今回の高速鉄道事故の死者は35人 少し前の河南省平頂山の炭鉱事故の死者も35人、重慶市の暴雨による死者も35人 雲南省の暴雨被害の死者も35人、これは死者35人を超える事故が起きた場合市の共産党委員会の責任者である書記が更迭されることになっている。そのため地元共産党委員会が力があるところでは、どんな大事故が起きた場合でも死亡者上限は最初から35人までと決まっているという、その過去の事例が多く中国のネットに挙げられている。そのリスト(http://zhidao.baidu.com/question/297240686.html?pn=25、の少し下の方にリストが記載)は中国語で、私には理解が難しいが、その数字だけはほとんどが「35死亡」である。一党独裁の国だから、特段驚くことではないが、・・・。なお、中国のメディア関係者は24日、今回の追突事故について、中国共産党中央宣伝部(中宣部)が独自報道を控えるように国内メディアに通知したそうである。今し方、中国からの留学生に聞いたところ、全く驚かなかった。中国では、よくある話だそうです。