スマートフォン・インパクト

昨日、携帯電話の老舗企業の巨人モトローラ(携帯事業部門のみ:モトローラ・モビリティ)がグーグルに買収されたというビッグニュースが世界を駆け巡りました。もう一つの巨人の老舗ノキアの衰退もあり、企業の栄枯盛衰の速さに驚かされます。その遠因には激烈な特許戦争があるそうです。急激に普及したスマートフォンインパクトの大きさいに驚きを感じます。詳しくは関連のサイト記事を参照してください。
インタフェースデザインの分野にも、今後、スマートフォンインパクトが起こるのではないでしょうか。現在、携帯電話のカーソルキーの方式が携帯電話と関係ない分野の製品に多く見られます。誰でもが持つようになった製品のユーザーのメンタルモデルが大きく流布することは疑いもないことです。学生にインタフェースデザインの課題を課すと、課題の中で携帯電話に用いられている方式を採用することは珍しくありません。他方、沢山製造された部品は高性能で安価ですので、いろいろな製品に用いられるのも合点が行きます。そのような経験から、スマートフォンに新しく採用されたマルチタッチ式などのインタフェースデザインは、今後、各種の製品で見られるようになるでしょう。