竹田恒泰氏の本を読んで

明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏は、私も読んだ『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』の本がベストセラーになってから、皇族出身の珍しさとその人物的なキャラクターにも好感がもたれ、テレビを含めて多くのメディアに登場してきている。
先月末に広島空港の書店で購入した竹田恒泰著『日本人はいつ日本が好きになったのか』(PHP新書)を読み終わり、同時に購入した倉山満著「嘘だらけの日中近現代史」(夏に完読)の続編である倉山満著「嘘だらけの日韓近現代史」も同時にほぼ読み終わった。個人的に歴史が好きなので、出張の際に乗り物の中で、読みやすいことも起因して歴史関係の本はよく読む習慣がある。
大学で学生らと話をしていて、ほとんど近代史を知らないことに驚く。また、多少は知っていも学生でも、私もかつてはそうであったように自虐史観である。昨今のマスコミで呼ばれている右翼の人たちの近大の歴史観は、歴史的な事実をかなり資料からきちんと説明しているところが、歴史好きの私としては、右翼と呼ばれる人たちの立場に賛同を覚えるようになってきた。
歴史は、基本的には文献調査から構築するので、彼らに賛同するのは同然と言えると思う。比較的感心するのがきちんとした公文書や専門書から築いていることである。自虐史観の人たちは、もう過去の亡霊となった左翼思想の考え方や中国や韓国の政治カードとして操作されている考え方に盲目的に追随しているとしか思われてならない。

このように抽象的に話しても、理解できないと思うので、有名な田母神俊雄航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったのか」の全文を下記のサイトに添付する。この論文で幕僚長を退職になったのであるが、私的な時間に投稿した論文であるので、また、歴史的な事実を文献から引用して、淡々と述べていることからも、もし、この論文を読んだ人からは、何故、この内容で退職に追い込まれたかがふしぎであろう。軍人といえども、きちんとした論文での表現の自由憲法からも保障されているとおもうが、、、。
当日、朝の産経新聞に意見広告として論文全文が掲載されたところ、全国から「田母神氏は正しい」「報道が間違っている」という電話やFAXが嵐のように殺到したという。


先日、「秘密保護法」案が国会を通過したが、テレビのコメンテータの感情的なコメントには疑問に感じた。特に、不思議に思ったのは、賛成のコメントをするコメンテータがほとんどいないことである。ネット関係では、かなりの数の賛成意見があるが、それがとうしても不思議である。テレビ朝日とTBSは特に酷かった。法律の全文を読んでいない視聴者には、平等に賛否両論をきちんと提示するのが、大手メディアの役割と思うが。
東京以外では視聴できる関西の読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」だけしかテレビでは賛成意見が聞かれない。この番組は、かなりの視聴率で、最近では世論形成の役割も握っている。東京の人たちは、ネットで視聴できるので推奨する。

田母神論文「日本は侵略国家であったのか」の全文のあるサイト (★若者には是非読んでもらいたい)
http://ameblo.jp/m60036856/entry-10160664745.html

ところで、
竹田恒泰氏の近著「古事記完全講義」を、書店で立ち読みして面白かったので、年末年始に読む予定である。竹田氏は古事記を「世界最古のエロ本」とも表現していますが、日本人向けに日本国の誕生を書いた小説(大和言葉がたくさん載っているので、中国人には理解できない)です。きちんとした歴史書は、その後に出た中国人でも読める漢文の日本書紀となります。
この本の中にも書いてあるように、歴史を知らない民族は滅びるというフランスの哲学者の言葉にはとても賛同できる。
追伸
長文でしたので、昨夜撮影した、横浜にあるかつての訓練船であった日本丸の綺麗な写真を添付します。