モノづくりが変わる・・・ミニマルファブ+3Dプリンター

半導体ビジネスと言うこと大量生産のイメージがある。それを代表するのが企業が台湾のTSMCである。世界のメーカーがTSMC三顧の礼で対応している。それは半導体がないと製品が作れないからである。

しかし、半導体の市場を俯瞰してみると大量に必要な半導体と少量でもいい半導体がある。従来は少量の半導体を発注したら高額な費用を要求される。宇宙開発などは高額でも問題ないが、そのために諦めていた分野が多くある。俗に言うアマゾンのロングテールである。このロングテールビジネスでアマゾンは成功した。

さらに、大量生産の半導体ビジネスには大きな課題がある。それは発注から半年から一年近くかかる長期の納期である。トヨタ方式のジャストインタイム生産方式を採用のメーカーでは大きな問題になっている。

以上のような半導体ビジネスに、新たなイノベーションが日本から始まった。それが多品種少量生産のミニマルファブである。2010年頃に産総研が中心に日本企業が参加した組合で研究開発が始まり、今日、実用化の時代が到来した。詳しくは下記の動画を参照してください。

なお、ミニマルファブと3Dプリンターが合体すると、新しいモノづくりがはじまると期待されている。

●参考動画

【半導体革命】日本復活の道筋はこれしかないっ!! - YouTube

小さな小さな半導体製造システム ミニマルファブ【産総研公式】 - YouTube

「ミニマルファブ」 は、多品種少量および変種変量生産ニーズに適応できる、まったく新しい半導体生産システムです。設備投資が少額で済み、 短期間でデバイスが製造可能なため、半導体製造の新しい生産技術として注目を集めています。

【半導体問題、どう解決!?】ミニマルファブの秘密に迫る/従来型の製造との違いとは/多品種少量/JAXAも注目【ミニマルファブ推進機構・原氏×TXFA 天野眞也】 - YouTube