節電だけでなく、もう一つの節・・

毎日、テレビでは節電のニュースだらけである。しかし今後、日本人が本当に心配に節約しなくてはならないが食糧である。世界が原発以外に心配している日本の巨大な食糧輸入について、ネットの記事(http://diamond.jp/articles/-/11926)から引用する。
「日本は国内でコメ、小麦などの穀物を年間1000万トン生産しているが、一方でその3倍となる3000万トンの穀物を輸入している。つまり国内では、合わせて4000万トンが供給されていることになる。ところが、実際人々の口に入るのはその半分の2000万トンに過ぎない。残りは残菜や賞味期限切れなどの理由で、捨てられてしまうという。これは、全くもって大きな無駄である。人口1億3000万人弱、国土38万平方キロメートルの日本が1000万トンの穀物しか生産していないことに対して、人口も国土も日本の半分程度の英国では3000万トン、日本より国土が1割小さいドイツも5500万トンの穀物を生産している。国際マーケットがこれだけきつくなっている時代に、日本が3000万トンも穀物を輸入し、しかもその多くが無駄になっている状況は、明らかにおかしい」
以上のように、世界が不安視する日本の大量の食糧輸入に対して、我々が今後重視すべきは「無駄の削減」、つまり「節食糧」である。近年、中国をはじめとする新興国では食糧需要が急拡大して、異常気象によって穀物の生産が減少し、需給逼迫が起きている。そのため、この食料高騰から、中東の市民革命が起きたと言われている。また、震災の影響で食料価格の値上げのニュースも出始めている。