拙著「モノづくりの創造性」のスタートダッシュ、、好調

12月中旬に野口先生と上梓した「モノづくりの創造性」のスタートダッシュが好調です。出版社からもその旨の報告を受けました。年末に、アマゾンでも品切れとなりました。
この本は、モノづくりの創造性について、当初、きちんとした本がないから企画されたものです。はじめは、専門書的に横書きで執筆しようかと思いますしたが、本書のテーマは広く多くの人たちに関係するので、読みやすい縦書きにしました。
縦書きになるので、「モノづくりの創造性を、もう一度生活者の手に取り戻そう」という視点から、読者を生活者全般にしようということになり、後半の3部にその内容を書きました。
下書きが完成すると、野口先生とスカイプで話をしていて、これは、今後のデザイン界の新しい方向を示すヒントがあるのではないかとなりました。
デザイン界の現状の一部を説明すると、大学でデザインを志望する、現在学んでいる学生は、殆どが女性になっています。昔は男性が多かったのですが、それは、Gマークからわかるように、デザインは産業振興のツールでした。つまり、デザインで富国強兵です。
しかし、これからのデザイン界は女性が中心の世界になると、産業振興でなくなります。生活を豊かにするためにデザインがその役割を果たすようになります。言い換えると、文明から文化へと時代の変化が起こっているといえると思います。
(女学生らは、日立や東芝の実習に積極的に応募しないと聞いています。皮膚感覚的にそのような会社に未来を感じていないのではないかと思います、、、、。)
そうなると、プロダクトデザインだとか、グラフィックデザインだとかいう男性社会の縄張り意識は薄れて、広くデザインという範疇で扱われるようになると思います。そんな未来を期待したいと思っています。