ソニー平井社長が激白、4年の覚悟の「構造改革」全真相---感性価値

片山修「ずたぶくろ経営論」トップインタビュー/第1回 平井一夫氏(ソニー代表執行役社長兼CEO)前編--絶望から奇跡の完全復活で、後半に「感性評価」によっても、復活の原動力となったと述べているので、そこを下記に抜粋する。
・・・・・・・・・・
それと、「感性価値」という表現を、この1〜2年くらいで始めました。私たちのエレクトロニクスのビジネスは、スペックはいいんですが、価格で勝負したら負けるに決まっている。私たちの資産は、高いスペックのうえにデザインなど感性に訴える部分があることです。それを大事にしようと訴えてきて、浸透してきた気はします。
片山 具体的に「感性価値」というと。
平井 小さな例ですが、たとえばテレビにしても、私はケーブルが見えるのはダメなんですよ。だからケーブルが見えないデザインにした。
 それから、デジタルスチルカメラのハイエンド商品は、機能は進化してもいいけどデザインは変えるなといいました。高額商品のデザインをすぐに変えてしまうと、早く買ったお客様はガッカリする。デザインが同じなら、機能が変わってもお客様は安心する。
 つまり、価格じゃないところで、お客様に喜んでいただけるところはなんなのか。それを考えることが大事だと言ってきたんですね。
・・・・・・・・・・
引用サイト
http://biz-journal.jp/2016/07/post_15876.html