レトルトに特化した専門企業、にしき食品

にしき食品は、素材と味にこだわって成長したレトルト業界の黒子企業である。今日、無印良品レトルトカレーは大人気であるが、それを受託生産しているのがにしき食品である。

2022年1月20日 放送の「カンブリア宮殿」のにしき食品が紹介された。下記のにしき食品の公式サイトを参照ください。リンクのあるテレビ東京のバックナンバーの記事を読むと会社の歴史と企業理念が理解できる。また、下記のサイトで、レトルト食品の紹介かある。

 

新着情報詳細ページ|<公式通販>NISHIKIYA KITCHEN-レトルトカレー・スープの通販-

 

能「山姥(やまんば)」演能のご案内

今年も、ンサイトリサーチの松永秀和氏から、標記の案内が届きました。

下記の発表会で「山姥」を演ずる予定です。「山姥」は、塵(ちり)が積もって生まれたといわれ森羅万象の自然の霊気を表しています。詳細は、下記URLに案内がありますのでご覧ください。

日時:5月1日(日)午前11時~午後6時(私の出番は午後4時ころ)
場所:渋谷区千駄ヶ谷 国立能楽堂 (千駄ヶ谷駅徒歩5分)

能「山姥」のご案内

モノづくりが変わる・・・ミニマルファブ+3Dプリンター

半導体ビジネスと言うこと大量生産のイメージがある。それを代表するのが企業が台湾のTSMCである。世界のメーカーがTSMC三顧の礼で対応している。それは半導体がないと製品が作れないからである。

しかし、半導体の市場を俯瞰してみると大量に必要な半導体と少量でもいい半導体がある。従来は少量の半導体を発注したら高額な費用を要求される。宇宙開発などは高額でも問題ないが、そのために諦めていた分野が多くある。俗に言うアマゾンのロングテールである。このロングテールビジネスでアマゾンは成功した。

さらに、大量生産の半導体ビジネスには大きな課題がある。それは発注から半年から一年近くかかる長期の納期である。トヨタ方式のジャストインタイム生産方式を採用のメーカーでは大きな問題になっている。

以上のような半導体ビジネスに、新たなイノベーションが日本から始まった。それが多品種少量生産のミニマルファブである。2010年頃に産総研が中心に日本企業が参加した組合で研究開発が始まり、今日、実用化の時代が到来した。詳しくは下記の動画を参照してください。

なお、ミニマルファブと3Dプリンターが合体すると、新しいモノづくりがはじまると期待されている。

●参考動画

【半導体革命】日本復活の道筋はこれしかないっ!! - YouTube

小さな小さな半導体製造システム ミニマルファブ【産総研公式】 - YouTube

「ミニマルファブ」 は、多品種少量および変種変量生産ニーズに適応できる、まったく新しい半導体生産システムです。設備投資が少額で済み、 短期間でデバイスが製造可能なため、半導体製造の新しい生産技術として注目を集めています。

【半導体問題、どう解決!?】ミニマルファブの秘密に迫る/従来型の製造との違いとは/多品種少量/JAXAも注目【ミニマルファブ推進機構・原氏×TXFA 天野眞也】 - YouTube

日本の工芸を元気にする会社(中川政七商店)

7月8日放送のテレビ東京系列「カンブリア宮殿」で紹介された1716年奈良晒の卸問屋として創業して以来、人の手によって生み出される「工芸」を大切にしてきた中川政七商店の活動が興味深かった。

最も興味深かったのが、13代目の社長の中川政七氏が、地域の工芸品の発掘し商品化するだけでなく、衰退する地域産業の再生まで経営の視野を広げているところである。地域の生産プロセスのサプライチェーンが、その中の一つでも廃業すると全体が廃業することになるという現実がある。その解決策が「産業観光」というアイデアである。国の推進する地域振興とは異なって、観光と言うビジネスをベースに地域産業と消費者を結びつける体験価値を含んでいる。

■番組紹介から引用すると、

「日本の工芸がいま窮地に立たされている。伝統工芸品の出荷額は、1983年をピークに5分の1にまで減少。さらに、高い技術を持つ職人たちの高齢化と後継者不足は深刻な社会問題となっている。そんな暗いニュースが漂う工芸品業界にあって、いま旋風を巻き起こしているのが生活雑貨の人気店「中川政七商店」。安価な海外製品が台頭する業界にあって、日本独自の伝統的な技法を生かした便利で高品質な商品を作り上げ、客からの絶大な信頼を集めている。日本各地に眠る質の高い工芸技術を発掘し、各地域を代表する人気ブランドに生まれ変わらせてきた中川政七商店。工芸大国ニッポンを取り戻すために奮闘する13代目が取り組む新たな挑戦を追った!」

★詳しくは、下記の動画もあるサイトを参照ください。

2021年7月8日 放送 中川政七商店 13代 中川 政七 (なかがわ まさしち)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京

 

テレビ東京『カンブリア宮殿』に登場しました|中川政七商店 公式サイト

Snow Peakと経験価値

日本の新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカーおよびそのブランド名(Snow Peak )の人気が凄い。世界に先駆け、「オートキャンプ」のスタイルを生んだ会社として知られるが、それに留まらず、近年はキャンピングオフィス事業、複合型リゾート事業、ワーケーションの推進などに力を入れている。最近では、アメリカにも進出しつつある。

三代目の女性社長はファッションを学んだ経験から、キャンプ用の服のデザインと販売も行っている。少し高いが素材が良くて長持ちするという。これはジャンルは少し違うがワークマンとも類縁かもしれない。

昨今のアウトドア―やキャンプのブームから、人気のユーチューバーも多い。そのような背景があるから、沢山のスノービーカーというファンが生まれている。経済学者のシュミットは、経験価値を5つの戦略的モジュールに分けて定義しているが、その中の後半の二つのどれかに、スノービーカーは分類されるであろう。経験価値(キャンプ体験を売っている)を実践しているのが「Snow Peak」という会社なのではないか。下記の公式サイトを覗くと、商品と同じぐらいのスペースで体験のプログラムを紹介している。

④Act (肉体的経験価値とライフスタイル全般で得られる価値) → 顧客の身体的な変化や、実際のライフスタイルへ訴求する。

⑤Relate (準拠集団や文化との関連付け) → 同じサービスに関わった人同士のコミュニティの中で交流することにより、仲間意識を芽生えさせること。人間の所属欲求に働きかけ、共感を波及させやすくする。

スノーピーク * Snow Peak

SEM (戦略的経験価値モジュール) – BLOC NATION ラボチームブログ

完全栄養食と未病予防

最近、コンビニで「BASE BREAD」のパンが人気のようである。これは完全栄養食というヒトに必要な栄養素がすべて入った食品である。暴飲暴食や偏食から病気になることが多いが、それを未然に防ぐための食品である。今日の健康志向にもマッチしている。

一方、カップヌードルで有名な日清食品も完全栄養食プロジェクトを三代目社長が立ち上げている。彼らは「日清食品が考える完全栄養食とは、見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質、たんぱく質などが、コントロールされ、日本人の食事摂取基準で設定された必要な33種類の栄養素をバランスよく全て摂取できる食事です。」と下記のサイトで説明している。

毎日、完全栄養食を食べ続ければダイエットにもなるとようだ。日清食品の初代社長の戦後の栄養失調から生まれたチキンラーメンから、三代目では、飽食を改善するという逆の視点からのプロジェクトが興味深い。

 

完全栄養の主食 BASE FOOD

日清食品の完全栄養食プロジェクト

 

NTTの推進する革新的なIOWN構想とは?

NTTの推進するIOWN (Innovative Optical and Wireless Network)構想を知っていますか。簡潔に説明すると、半導体からサーバーまで従来の電気でなくて光で動作する時代になるというものです。既にネットワークは光通信ですが、大量の電気を使用するサーバーも光で動作することになれば、大幅な電気代削減にもなります。勿論、半導体も極めて少ない電気容量で動作するので、もしかしたらスマホの充電も一年に一度でいい時代が来るかもしれません。この技術は、目下注目されているカーボンニュートラルの基幹技術となるでしょう。乞うご期待。

サイトの議事から詳しく引用すると、

IOWN構想では、これまでの情報通信システムを変革し、現状のICT技術の限界を超えた新たな情報通信基盤の実現をめざしています。ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの技術を導入した「オールフォトニクス・ネットワーク」、実世界とデジタル世界の掛け合わせによる未来予測等を実現する「デジタルツインコンピューティング」、あらゆるものをつなぎ、その制御を実現する「コグニティブ・ファウンデーション」からなりたちます。

IOWN構想とは? その社会的背景と目的|NTT R&D Website