ソーシャルネットとインタフェース

二月から、私も若者に人気のFacebookを始めました。当初は、はじめるかどうか躊躇していましたが、初めてみると、放送に近い一方通行のツイッターやブログと違い、教室で公演しているような感じです。コメントを書くと聴衆から「いいね」の反応があります。それが教室での聴衆の反応に感じられます。
もうひとつのいい点が、昔の友達に会えることです。まだ、年配者の登録が少ないですが、団塊の世代が始めたらかなり盛り上がると思います。大学を卒業して以来、年賀状だけの知人がいました。建築事務所の役員をしているので登録しているからと思いますが、久しぶりに綺麗に年を取ったダンディな姿を見て羨ましくなりました。
さらに良い点が、卒業生とも交流が続くことです。近況が時系列的によくわかりますので、今後が楽しみです。Facebookは、若者と高齢者向けと実感しました。是非、私と同年輩の諸氏は、勇気をもって始めてください。もし、私を見つけたらご招待のメールをください。
ところで、Facebookのようなソーシャルネットを初めてみて、これは人とのコミュニケーションだけでなく、機器と人とのコミュニケーションも考えられるのではないかと思うようになってきました。身近な例で、両親の家に通信機能付きの電気ポットを置いて、もし、数日、その使用がないと病気したのではないかとの兆候として活用しているとの事例がかなり前に報告されています。これからは全ての人とものがネット空間に接続されるようになります。
携帯電話のGPSの機能で、自宅に向かっていることがエアコンが理解したら、自動的にエアコンが準備モードになることもアイデアとして考えられます。また、電力の使用が高いことを電力スマート装置で、察しすれば、エアコンも自動的に地域のエアコンと連動して温度設定が低くなるなどが考えられます。その中に人間が入れば、新しいソーシャルネットになるのではないかと考え始めています。もう少しバイラルループもいれながら、・・・。少しづつ新しいアイデアを考えてゆきたいと思っています。
ところで、昨日5/1の米国経済紙(電子版)によると、米Facebookが、米ナスダック市場に今月18日にも新規株式公開(IPO)を見通しと報じています。時価総額は1000億ドル(約8兆円)規模、資金調達額は最大100億ドルが見込まれ、米IT(情報技術)企業で最大のIPOになるそうです。すごいですね。日本の企業の影がどんどん薄くなって来ます。日本人のザッカーバーグを育成できない学校教育に問題がありそうですね。