次なるコンピュータの世界「Web 3.0」を読み解くキーワードは「ユーザインタフェース」

昨今、来る「Web 3.0」への関心が高まっているが、それが私の専門である「ユーザインタフェース」がキーになるとの記事を発見したので、下記にそのサイトを引用する。
少し要約すると、1990年代後半、eコマースを中心としたインターネット関連企業、いわゆるe-Business企業(Web 1.0)が株式投資の対象となり、そのバブルがはじけて登場したのが、2005年ごろからGoogleAmazon.comに代表される、新たなインターネット企業群である「Web 2.0」である。しかし、この最大の課題は、このWeb 2.0の恩恵をすべての人が共有できていないということである。Web 2.0にはまだまだデジタル・ディバイドの要素があり、Web 2.0でますます便利になった人がいる分だけ、その恩恵から取り残された人との距離を拡大してしまった。
デジタル・ディバイドとは無縁な、そして人に優しいICTシステムがWeb 3.0の最大のポイントになる。やはり一番に挙げられるのは、ユーザ・インタフェースである。オライリー氏はWeb 2.0の進化の方向として「高度なセンサー技術によるインテリジェント・ディバイス」や「セマンティック・ウェブ(Semantic Web)」などを指摘している。このセマンティック(意味のある)・ウェブというのはコンピュータが自動的にWebから情報を収集し分析するためのテクノロジーで、コンピュータが自分自身の分身となってWeb世界の出来事を理解するというもの。
Web 2.0の先にWeb 3.0という世界を見い出すなら、それはWeb 2.0が目指した利便性を分け隔てなく使えるようにする技術がまず必要になる。Web 3.0はこれまでのように人間がコンピュータに合わせる世界ではなく、コンピュータが人間に合わせる世界である。

●引用先(詳細)
http://www.sgi.co.jp/company_info/e-news/2008/0130/t_contents.html