猪子寿之氏と人間中心設計

昨日の札幌からの帰路の飛行機の中で、最近マスコミに露出度が高くなっている、同じ東大卒のホリエモンとよく比較されるチームラボ社長の猪子寿之氏の紹介映像を拝見した。テレビ番組の朝ズバやたけしのテレビタックルなどて知っているとは思いますが。彼はITを用いて投資に走ったホリエモンと違って、ITによる創造性をきちんと追求している。紹介映像の中で、ユーザーが感動するユーザー中心の考え方を貫いているというコメントは感性を研究する我々と極めて近い。ITなのでインタフェースのデザインについても言及していた。この点では、個人的に親近感をもった。約200名の会社の運営方法も人事的に新しい考え方を実践している。彼は、これまでの実践内容から、今後の時代を牽引する人材であることを強く感じました。詳しくは、東洋経済のサイトの企業戦略のコラム「猪子寿之・チームラボ社長――「その男、凶暴につき」!」(2010.4.30)を参照してください。ところで、出張した際に札幌市立大学デザイン学部の卒業制作展を拝見したが、他のデザイン系の卒制も同じだが、内容が昔と大きく変わらず、また作品が綺麗なだけである。猪子寿之氏が示すような、新しい時代のテーマを未消化かでも捕らえている訴えるものがない。指導者の感性の問題もあるのだが、・・・、自己への反省も込めて記しました。