新製品Olympus「XZ-1」のインタフェースデザインの特徴

「XZ-1」のインタフェースデザインを担当した三菱電機時代の若い同僚であった伊藤健世氏(現在、オリンパス)からメールを頂いた。今回は自信作なので、是非紹介したいとの内容であった。下記のサイト内に彼のこだわった所が載っているが、彼との確認メールの中で、次のことが特徴と分かった。まず、高精細の有機ELモニターの採用の効果は、「ペーパープロトタイピング」の著書を執筆したCarolyn Snyder女史が外観(フォント、色、グラフィックなどの「見栄え」)を正確に表現すると使いやすさの評価が高まると述べているが、それに寄与していると考える。もう一つの特徴の「レンズのところにリング状の操作ダイヤル」のコンセプトは、カメラを構える行動の中に、無理なく操作デバイスが入って、操作が自然な感じである。研究中の直感的インタフェースデザインを「操作対象に対するユーザーの認知的負荷を軽減する即時的認知と自然な操作を提供する。そして、ユーザーの自然な操作と即時的認知は、ともに現実の生活や行動に由来したリアリティがもとになっているもの」と仮に定義した。「自然な操作」という意味で、直感的インタフェースデザインに繋がると考える。来週末、東京に出張した際に大手電気店で手に持ってその内容を確認しようと思う。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/interview/20110221/1030340/?P=3