直感的なインタフェースの仮定義

先日6/25のオーガナイズドセッションで、広川先生が、直感的なインタフェースを仮りに定義してくれましたので次に記します。これを叩き台にして議論を深めたいと思います。皆さんのコメントを期待します。
【直感的なインタフェースは、リアルな画面表示と自然な身体操作によって、即自的に認知イメージを獲得し、操作イメージを容易に形成する。その結果、認知的負荷を軽減し、操作対象を操作意図通りに操作できる。リアルな画面表示と自然な身体操作は、ともに現実の生活や行動を記憶したメンタルモデルにマッチしたメタファ(視覚的・時間的リアリティ)を利用する。】(皆さんのご意見は?)
次に広川先生の「まとめ」も参考まで、次に追加します。【すべての製品がネット環境に接続される時代を迎え、その複雑さが益々増大するため、直感的に操作が理解できるインタフェースデザインが求められている。WYSIWYGGUIに始まった直感的インタフェースは、ノーマンの「知覚におけるへだたり」「実行におけるへだたり」をシームレスにしてきた。情報端末では、指とタッチパネルによるデバイスレスを実現。今後、ネットワークの先の仮想現実をもシームレスにつなぐインタフェースを視野に入れなければならない。】
このように、広川先生は情報端末を意識して説明していますが、個人的には、従来の製品でも、ユーザーの自然な操作動作の延長上にあるものも考えて行きたいと思います。なお、9月の日本感性工学会大会で同じ企画セッションを行ないますが、今度は心理学の視点から、本学の岩城先生がパネリストとして参加します。アフォーダンスやプライミングエピソード記憶など直感と関係するものを取り上げます。  (下写真右側の左から、井上、広川、安斎、平田、高橋、土屋各位)