操作の反応スピードとAndroid3.1

直感的なインタフェース研究のアンケート調査を行なっている途中経過報告であるが、直感的な操作に関係する評価項目で、第2位「一目で操作法が分かる」と第3位「わかりやすい表示がされている」は、無理なく理解できる結果であるが、第1位の「操作した後の反応スピードが速い」の結果には予想外であった。また、第4位の「表示画面が極めて高精細(綺麗)」も興味深い結果であった。これは、一つの操作あるいは一連の操作には時間軸のリズムが、直観的操作に関係しているのではないかと、共同研究者の広川先生(東海大)が考察した。その回答者の被験者に追加調査で、その理由を問うと「連続的な反応が理解に寄与して、ストレス感がない」との代表的なコメントがあった。iPhoneは処理速度を上げるためにObjective-Cを開発言語に使用したとの噂も思い出した。つい最近公開になったAndroid3.1は、飛躍的に操作反応スピードが早くなったとの評価(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000302-giz-ent)がある。グーグルもこのことを体験的に理解しているので迅速な対応を行ったと考える。一方、Android画面とiPhone画面を比較調査した結果、iPhonet画面の方が「リアリティがある」と統計的検定でも有意差が示された。