森典彦先生からの献本

昨日、森典彦先生から直々に近著(写真左)の献本を拝受した。森先生とは「ラフ集合と感性」(2004年刊行でロングセラー的な本、写真右)を共著で出版している。ラフ集合については、下名は森先生と故田中英夫先生からご指導を受けた。森先生は東大の物理出身で工業デザイナー(日産でスカイラインのデザインを担当)と言う異色の経歴を持つ。
森先生が千葉大の教授の時代に学会の研究部会で色々とご指導を受けた。物理が出身であるので、とても哲学的で、今回上梓した本も題名からその匂いがする。また、初めの方しか読んでいないが、人の思考の仕組みをラフ集合と言う道具を用いて書かれているようである。
昨年、日本感性工学会の大会でお会いした時に、本を執筆していると聞いていた。80歳近い年齢で益々健勝で、これからじっくりと森先生の考えているところを拝読したい。巻頭言に読み物的に書いてあると述べられている。小説とは行かないが、読みやすく書かれているようであるので、興味のある方々には一読を薦める。
(出版社からの情報では、出だしは好調のようである)
なお、森先生自ら本の中のイラストを書かれている。定年後は画家としても活躍されているようで、素敵なイラスト画がたくさん載っている。