「Delight design」と感性工学はどう違うのか?

今日、「Delight design」(喜びの設計?)という用語を初めて聞いた。感性工学と、どのように違うのかがよく理解できなかった。このプロジェクトは、下記のサイトによると、東大の機械工学の先生方のプロジェクトのようである。
研究概要によると、NEDOが主管する内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術、革新的デライトデザインプラットフォーム技術の研究開発で、研究機関は2014年〜2018年。
研究開発の主旨は、数年前の感性価値のプロジェクトのテーマとほぼ近く、
「これからのものづくりを考える時、心地よい製品、ワクワクする製品というような、感性的、感動的な製品の実現が鍵となります。つまり魅力品質が求められるようになっているのです。言いかえれば、買いたくなる製品を開発する力をつけることが競争力を高めるうえで必要であり、高付加価値化された新たな日本のものづくりのスタイルを確立することが急務です。」
機械工学の分野のプロジェクトなので、設計下流の確立されているCAD/CAMへつなげる設計上流の設計システムの構築のようである。「デライトデザインプラットフォーム」(DDP)とは、魅力品質を作りこむための設計環境の提案という内容が示すように、昨今は流行りの「デザイン思考」的な流れである。
感性工学の成果もどんどん入れて行こうという意向が入手した資料からも感じられた。
DDPの一部の研究開発支援を依頼されたので、参加することにしましたので、また、興味深い進展がありましたら、本ブログなどで報告します。
なお、「Delight design」で検索すると、下記のサイト以外の情報もあります。
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●革新的デライトデザインプラットフォーム技術の研究開発のサイト
http://www.delight.t.u-tokyo.ac.jp/outline/