2011-01-01から1年間の記事一覧

澤選手の日本人への英文メッセージ

今し方、大学の同級生から転送で届いた「なでしこジャパン」の澤選手の日本人への英文メッセージを記します。引用先は下端に記しました。英文で書かれているので、海外の人達にも届いていると思います。同級生がマスコミは「なんでこんないいことを報じない…

二人の来訪者

7/15(金)に社会人の佐々君が来校した。二日前にメール連絡があり、学位論文で至急相談したいとのことであった。今秋に博士論文を申請する予定で、データ解析のところが自信がないので指導を求めてきた。内容的には計算方法に間違いがあったので、正しい方…

さらに節電で思うこと

かつて、私は電機メーカに勤めていたから理解しているのだが、電力の最大の課題は、昼間と夜の電力格差の平準化である。電力会社は、夏場の瞬間的な最大電源消費値を高くして、大停電が起きないように備える莫大な投資を行なっている。そのための知恵として…

パソコンの第3の革命?--スレートPC

ウェブ版・日経(2011/6/16)に「PCは生き残れるか、「石版(スレート)」に託す第3の革命」という記事があった。ご存知のように、米国の調査によるとスマートフォン(高機能携帯電話)の全世界出荷台数が、2011年にはついにPCを上回るらしい。MS社も含…

節電だけでなく、もう一つの節・・

毎日、テレビでは節電のニュースだらけである。しかし今後、日本人が本当に心配に節約しなくてはならないが食糧である。世界が原発以外に心配している日本の巨大な食糧輸入について、ネットの記事(http://diamond.jp/articles/-/11926)から引用する。 「日…

大きな予測の真偽

最近、新聞を読んでいると大きな予測の真偽に強く疑問をもつ。昔に有名なのが、1970年、ローマ・クラブが「成長の限界」で述べた、30年後には石油が枯渇して世界が大変なことになる。すでに40年も経ているが石油は枯渇していない。ある本で読んだが発掘関係…

中国版ツイッターの新浪微博

文春新著の6月新刊である城山英巳著「中国人一億人電脳調査―共産党より日本が好き? 」を読んでいる。ほぼ読み終わるところであるが、2009年8月にサービスを開始した中国版ツイッター(正確には、ミニブログ)の「新浪微博」(シンラン・ウエイボ、http://we…

体の仙骨で座るタイプの椅子

今年の6月の日本人間工学会の特別講演で、早稲田大学名誉教授の野呂先生が、椅子の座るタイプとして、大別して、従来の背中で座る西洋式のモノと、日本の禅で有名な仙骨で座る日本のタイプがあると説明された。近年は、仙骨で座るタイプがオフィスの椅子や…

直感的なインタフェースの仮定義

先日6/25のオーガナイズドセッションで、広川先生が、直感的なインタフェースを仮りに定義してくれましたので次に記します。これを叩き台にして議論を深めたいと思います。皆さんのコメントを期待します。 【直感的なインタフェースは、リアルな画面表示と自…

評価グリッド法のラダーリング法

今日、マーケティング分野で消費者の評価構造を解明する手法として評価グリッド法が広く使われています。この手法は讃井先生(関東学院大学)の東工大での博士論文です。英国に留学してキリー教授から臨床心理学の手法を応用した手法を教授してもらい、それ…

二人のパネリストからの所感と回答

パネリストの安齋さん(三菱電機)から所感が届きましたので報告します。【そもそも操作とは直感ではないのではないかとの意見もありましたが、例えばご飯を食べる際には無意識に箸という道具を使う行為が伴います。何かを操作する場合でも、ほとんど無意識…

インタフェースは、CUI→GUI→IUIの「直感」へ

日本デザイン学会春季研究発表大会(6/25)のオーガナイズドセッション、大きな講義室が満席になるほどの盛況でした。パネリストの発表の間、聴衆からのツィッターが表示するようにしましたので、活発な質疑になりました。参加の皆さん、ありがとうございま…

ユニバーサルマップの学生プロジェクト

学内の地域連携プロジェクト(SSP)に関して、顧問として申請したチームが認定されました。昨日、SSP認定式がありました。その際に読売新聞の記者が来て、学生ら(写真左から、2年生で代表の川崎亜衣さん、城根和希さん、清岡紀衣さん、)にインタビ…

中国総研の方々の来訪

本日、写真左から(社)中国地方総合研究センターの渡里氏と広島県次世代産業課の武田氏が研究室を訪ねてきました。広島の中小企業等に感性価値を着目させるための方策についてのヒアリング調査です。本件に関して、マツダの技術研究所・農沢所長が私を推挙…

セッション「直感的なインタフェースデザインとその評価」

来週末、JR津田沼駅前の千葉工業大学で、日本デザイン学会春季研究発表大会が開催されます。その中で、6/25午後3時に、標記のオーガナイズドセッションを企画しています。その概要は「2012 年のHTML5のリリースやスマートホンに代表されるように、新しいイン…

大学専門家の役割

昨日で、大震災から3ヶ月を向かえて、福島原発事故の状況が改善されていない雰囲気である。海外から日本の情報公開が不透明であることも強く指摘されている。現在、毎日発表の原子力安全・保安院の会見には海外メディアは殆ど出席していないという。原発の…

マルチタッチインタフェースの発表聴講

高田馬場の早稲田大学で、6月6日〜6日に開催された第52回日本人間工学会の大会に参加(下記の写真)しました。発表申し込み期限を失念していて、今回の大会は聴講だけの参加です。直感的なインタフェース研究に関して、関係のある発表(東京理科大学の真壁院…

操作の反応スピードとAndroid3.1

直感的なインタフェース研究のアンケート調査を行なっている途中経過報告であるが、直感的な操作に関係する評価項目で、第2位「一目で操作法が分かる」と第3位「わかりやすい表示がされている」は、無理なく理解できる結果であるが、第1位の「操作した後…

人と動物の違い--歴史の知識

「人と動物の違い」については、ネットや文献で調べると詳しく載っていますが、その中で比較的載っていない「歴史を知っているかどうか」があります。これは有名な若手政治評論家の宮崎哲弥氏が、某テレビ番組でフランスの哲学者の言葉として紹介していまし…

日本の嫉妬社会

最近、メディアで注目されてきている加藤嘉一氏の新書「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」を読んでいます。似たようなタイトルの本は沢山ありますが、現代の中国人を若者の視点から、彼の体験を通じて分かりやすく新鮮に書かれています。ステレオ…

携帯電話の「巨人」ノキア社の凋落

企業時代に携帯電話の開発を担当してきた者として、昨今の携帯電話メーカーの巨人ノキア社の凋落は驚きに値する。基本的には、世界的なスマートホンへのシフトの失敗がその原因である。ノキア社のスマートホンOS「シンビアン」が、搭載していたのスペックが…

ユーザーを無視したアプリのバージョンアップ

最近は、頻繁にアプリのバージンアップをする会社が増えていると感じています。統計ソフトで実績のあるSPSSは、毎年クリスマスバージョンアップで有名ですが、社員にクリスマスボーナスを払うために行なっているという噂(真実らしい)があります。Adobeなど…

お菓子の復刻版の人気

本日の朝のテレビで、最近お菓子の復刻版が人気という内容がありました。新製品のアイデアがマンネリになりつつある、そして開発費や宣伝費も削減が迫られていること、また、消費者の高齢化などもあいまって、彼らの懐古心をくすぐる効果もありようです。そ…

新製品Olympus「XZ-1」のインタフェースデザインの特徴

「XZ-1」のインタフェースデザインを担当した三菱電機時代の若い同僚であった伊藤健世氏(現在、オリンパス)からメールを頂いた。今回は自信作なので、是非紹介したいとの内容であった。下記のサイト内に彼のこだわった所が載っているが、彼との確認メール…

取扱説明書のないMac製品

かつて、携帯音楽プレーヤの初期のiPodを購入したとき、取り説のないことに驚いた。さらに電源ボタンもなかった。日本企業で製品開発を担当してきた者としては、それらが信じられなかった。顧客満足の考え方が徹底している日本製品ではありえないことである…

iPhoneのタッチパネルの所感

企業で携帯電話の製品開発を携わってきた経験から、iPhoneのタッチパネルが静電容量方式を採用したのは驚きでした。この方式だとガラス画面で綺麗なことと、iPhoneコンセプトの必須のマルチタッチができるための採用と思うが、日本の企業では基本的には採用…

世羅高原の花夢の里へ

5/28に、春の花祭りが始まった世羅高原の「花夢の里」にゼミ生らとお弁当を持参してピクニック・ドライブに行きました。「花夢の里」は芝桜が有名で、連休二日目でしたので、全国からの車で駐車場は満車でした。これから、チューリップや藤など各種の花々が…

解析手法をエクセルVBAからJavaへ変換

これまで、エクセルVBAを用いた解析手法(多変量解析やラフ集合等)のソフトを制作して、現在、誰でもが株式会社ホロンクリエイトのWebサイトから入手できるような環境を構築しています。そのような中、そのホロンクリエイトからネットだけで解析手法を利用…

住宅空間への感性デザイン手法の適用

昨日、関西から大手住宅メーカの研究者2名が来校しました。拙著の中で紹介している消費者の認知評価構造をラフ集合による逆推論で解明しようとする感性デザイン手法に興味をもたれたようです。インテリアデザインの提案に適用しようとのことでした。空間デ…

「区間分析による評価と決定(仮)」の出版原稿

昨日、標記の原稿を海文堂出版に送付しました。刊行は今夏頃を予定しています。本書は田中英夫先生が広島国際大学を定年退職したのを記念して企画したものです。予定よりも2年も遅れましたが、なんとか刊行の最終段階に入りました。田中先生からラフ集合理…